天国から地獄
私の実家はもともと北陸の田舎で旅館を経営しておりました。
自分はまだ子供だったこともあり、記憶としてはあまりないんですが
兄弟全員を海外へ留学させてくれていた事を考えると、そこそこ裕福な
家庭だったと今となっては思います。
私も中学卒業と同時に北米へ留学し、勉強はそこそこに遊び呆けていました
しかし、現地で高校を卒業し、大学に入ってしばらくすると、今までは年一くらい
でしか連絡の無かった親から頻繁に電話が入るようになり、(当時はインターネットは普及しておらず、連絡手段は手紙か電話のみ)実家が倒産した事を知りました。
さすがの私もふらふら海外にいる場合では無いと気がつき、自分の生活くらいは自分でどうにかしようと早々に帰国を決意。
帰国すると実家は銀行へ持って行かれ、両親は知り合いの家を転々とするというドラマみたいな状況。まさに天国から地獄を経験したわけです。
そんな中、自分は絶対に金持ちになって、今まで好き勝手させてくれた親にどうにか、お返しをして行こうと心に決めました。
そこからは自分なりに死に物狂いで働き、少しでも多くお金を稼ぐ為、自分のやりたく無いこと、嫌いなことを進んでやるようにしてきました。(私は自称コミュ障で人と話すのが苦手ですが、フルコミッションの営業をやりました)
とにかくなりふり構わずやってきた結果、20代中盤で年収を一般的に言う大台に乗せることができました。
しかし、大台といってもまだまだ親に恩返しをするまでは無いので、更なる上を目指して、一か八かのベンチャー企業へ転職。
この会社ではベンチャー企業ということもあり、そこまで給料を出せないということで、どう交渉しても年収が激減することになりました。その代わり自社株を付与するとのことで、その自社株が爆発することに賭けて頑張ることにした。
数年後、ラッキーなことにその会社の株価が何十倍かになり、30代前半で多少の資産を作ることに成功しました。
そこからはその種銭を元に持続可能な収入にする為に、色々な投資をすることにしました。そこから私のチャリンチャリン人生が始まります。